目に見えない性能と資産価値

目に見えない性能と資産価値

土地は持っているだけで価値が上がるといった時代は終わりました。
土地は建物を支える重要な構造材だと考えると、
立地だけでその価値を評価していいものかどうか分かるはずです。
人はとかく見えないものに対して安易に考えたり、省略したり後回しにしたりします。
太い柱を見て安心しても、ぬかるみの庭を見て、危機感を覚えたりしないのでしょう。
ですが、住宅地盤はれっきとした構造部であり、住宅を支える重要な部材です。
住宅を支えているのは基礎ですが、その基礎を支えるのは地盤で
本来は基礎以上に品質が問われなければならないのです。
目に見えないから、どこで何が起こっているのか分からない。
分かったときには、すでに手遅れという事態も少なくありません。
土地の品質、そして性能こそが、安心して暮らせる家づくり、
また建物の価値を守るためにもっとも大事という考えがこれからは必要です。